精神科の薬のエッセイを書くための覚書
今、思っていること
最終更新日:
・薬物治療反対派と薬物治療肯定派の論争に巻き込まれないような知識が欲しい。
・過去に自分になされた処方と、当時の薬の評価や規制の動きなどを照らし合わせたい。
・昔の自分の救済や気持ちの整理を第一の目的にはしたくない。
・精神科の薬以前に薬全般と化学の知識を、ある程度身に付けたい。
参考資料
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医薬品の添付文書
承認日、適応症、副作用、などを確認する。
PMDAで公開されている→ https://www.pmda.go.jp
薬の本
一般の人(患者)も読むことを想定した本と、医療従事者向けの本とがある。
精神科医の書いた本
エッセイだったり、問題提起だったり。
医療や科学、心理学などに関する本
精神領域が含まれると思われる分野。
論文
ネットで公開されているもの(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja)を読んだり、掲載雑誌を読んだり。
読み終わった資料
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『精神科の薬がわかる本:第4版』、姫井昭男、医学書院
一般の人にも向けた本です。科学的に言われていることと、著者の臨床経験からの意見とが書かれています。
たまにそのふたつがごっちゃになっている本がありますが、この本はちゃんとわかるように書かれています。
『民間療法は本当に「効く」のか:補完代替療法に惑わされないためのヘルスリテラシー』、大野智、化学同人
一般書です。「みんな読めばいいのに」って思っています。
『双極Ⅱ型障害という病:改訂版うつ病新時代』、内海健、勉誠出版
一般書ですが、表現が難しいと感じるところもしばしば。
双極Ⅱ型障害の過剰診断が問題になっている今とは違う状況(この本の改訂前の本が出版されたのが2006年)なのですが、2001年に発症した身としては興味深いです。
『精神科医療の「7つの不思議」:病院で聞けない話、診察室で見えない姿』、夏苅郁子、ライフサイエンス出版
一般書。わかりやすい本です。著者の体験(患者かつ患者家族かつ精神科医)からの医療に対する思いが書かれていて、なるほどと思う部分も多いです。
ただ、薬に関する記述は、私には「それは他の医薬品でも同じでは?」とか「精神科の薬をごっちゃに捉え過ぎでは?」と感じる箇所もありました。
『世界一やさしい依存性入門』、松本俊彦、河出書房新社
「14歳の世渡り術」というシリーズのティーン向けの本です。専門的なこともわかりやすく書かれています。
医薬品を服用するときは、用法用量を守ることが必須ですが、どうすれば「守れない心理状態・環境の人もいる」ことも含めて考えられるのかなぁと思っています。
整理した方がよいと思っていること
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・精神科の薬に特異なことなのか、医薬品全般に言えることなのか。
・そもそも診断が合っているのか、投薬を必要とする状態なのか。
・精神科で使われる薬には様々な種類があること。
・精神科の薬を使用してきた人の背景や体験、体質、症状は人によって違うこと。